【AICFD】電子部品の共役熱伝導解析

筐体内の電子部品の放熱解析となります。

解析形状は、メモリチップがCPUユニットの隣にあり、ボード上には大小さまざまなコンデンサ、チップ、インターフェースといった多くの電子部品で構成されています。

ヒートシンクは、CPUの上にあり、CPUからの熱を冷却空気に伝導しています。


このケースでは、汎用熱流体解析ソフトウェアAICFDを活用し、層流での共役熱伝導解析を行います。


解析形状・メッシュモデル


このケースで使用する解析形状およびメッシュモデルは、以下となります。


image.png

解析形状


2.png

メッシュモデル


解析結果


AICFDと参考結果の温度コンタが以下となります。


3.png4.png
AICFD
参考


各部品ごとの結果は以下となります。


image.png


最後に、固体領域の最高温度・最低温度・平均温度の参考比較データとなります。



最低温度最高温度平均温度
AICFD300.01
314.55303.21
参考300.06317.21303.8
誤差+0.05-2.66-0.59