AIPOD は、エネルギー消費削減、コスト削減、軽量化、放熱性向上、速度高速化などの設計最適化問題に特化した汎用の最適化設計プラットフォームです。
設計自動化や数値シミュレーション計算コストなど、エンジニアリング分野の問題点を考慮した、高度なエージェントトレーニングと人工知能技術に基づく最適化戦略を提供します。
使用しきい値を大幅に低減し、高い最適化効果を実現することができるため、設計チームはシミュレーションプロセスではなく製品設計自体にフォーカスすることが可能となります。
・豊富なCAD/CAEソフトウェアインターフェース
・効率的な新世代インテリジェント最適化アルゴリズム
・グラフィカルな最適化プロセス構築インターフェース
・自動プロセス実行エンジン
・複数のオペレーティングシステムとコンピューティングクラスタのサポート
・迅速な後処理による視覚的調査
1.ソフトウェアインターフェイスの追加
2.エージェント最適化モジュール2.0へのアップデート
3.HPCクラスタスケジューリングエンジンのサポート
4.GUIのアップデート
DTEmpower 2023R2
CATIA、Motor-CAD、Maxwell 2Dなどの新しいソフトウェアインターフェースを追加しました。
これにより、現在のAIPODでは、ジオメトリックモデリング、構造、流体、電磁界などのシナリオを包括的にカバーしています。
これらのソフトウェアインターフェイスは、ユーザーがプロジェクトファイルを直接AIPODにアップロードできるようにすることで、マクロスクリプト作成といった複雑な作業を軽減し、作業効率を大幅に向上させます。
ソフトウェアインターフェースによるデータ取得概要
搭載されているエージェント最適化モジュールを大幅にアップグレードしました。
エージェントシミュレーションモデルは、入力内容に素早く反応することで、短時間による数百から数千の反復最適化計算を実行し、設計空間の探索を完了します。
2023R2では、データクリーニングアルゴリズムAIODと様々な高次元データ可視化アルゴリズムが組み込まれおり、既存機能に加えてデータ前処理作業を効率的に行うことが可能です。
これらのアルゴリズムは、データの一貫性と分布を視覚的に示す棒グラフ、散布図、その他の可視化チャートを提供しており、異常値の抽出や補完点の検討を支援することで、トレーニングセットの品質、エージェントモデルの精度と一般性を保証します。
アップデートしたエージェント最適化モジュール
シミュレーションや最適化などを行う企業では、ハイパフォーマンスコンピューティングクラスタ(HPC)を各業務に展開しており、それぞれのシミュレーションタスクをクラスタにて実行しています。
AIPODは、分散スケジューリングフレームワークを採用しており、呼び出される各ソフトウェアとは異なる物理マシン上での実行をサポートします。
さらに、2023R2では、HPCのリモートコールサポートを実装しています。
サーバソフトウェアがタスクパラメータ、データファイルを自動的に修正して計算ファイルを送信し、HPC上のソフトウェア呼び出しを実行することで、研究開発シーンにおける需要に適応します。
HPCクラスタスケジューリングエンジンの概略図
2023R2では、インターフェースレイアウト、アイコンデザイン、カラーマッチング、デザイン仕様の変更が実施され、より統一感のあるUIインターフェースが構築されました。
GUI(英語表記に対応)
AIPODを用いた応用事例については、弊社Webサイトよりご確認下さい。
本製品に関するお問い合わせについては、info@fstech.jpまでお願い致します。